ミルグレイン
千の粒という意味のミルグレイン(ミル打ち)。
リングや石の周りなどに入れる細かなツブツブで、アンティークジュエリーによく見る技法です。
このさりげなくも、手の込んだリッチな雰囲気が素敵で、aoでもシンプルなミルリングを2種類作っています。
今はミルといっていても、機械打ちのものの方が多いですが、aoのミルは熟練の職人が手打ちしたものです。
↓ 機械の物。近くで見ると分かりますが、粒ではなくて、溝っぽいです。
ミル打ちはジュエリーの一番最後の工程です。奥の毛彫りタガネで溝を彫ったのち、その溝の山にミルタガネ(写真右)を一粒づつ打っていくという、気の遠くなるような、かつ緊張感のある作業。
目を凝らしてアップでみるとこんな感じ。一粒一粒キラリと光ります。
ミルグレインは永遠や、子宝、長寿の意味を持ちますが、粒が並んだ様子を実際に見ると納得です。
さらにアップにするとこんな感じです。
毛彫りタガネの線と、ミルタガネの球がはっきり分かります。
一つ一つ打った姿があたたかい。
愛すべき小さな世界。
結婚指輪にもおすすめです。
プラチナなどご希望の金種でお作りできます。
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