シルバーのお手入れ
シルバーというと、酸化の黒ずみ気になりますよね。でも、その黒ずみを取るのは意外に簡単。
しかも、お手入れを続けるとシルバーはぐっと親密になる感じがあり、着けるほどに持ち主を魅力的にみせてくれます。
シルバーは最前線でどんどん使って、お手入れをして、と繰り返す。
ジュエリーと時をかさねて、自分だけのものにする楽しみのある素材です。
半年ほど、放置したリングとバングル。使わないとよけいに酸化が早まります。
酸化もそれはそれで好き。綺麗なシャツと合わせたり。
ここから、お手入れの紹介です。
用意するもの
重曹、歯ブラシ、タオル(ティッシュで可)、お水
手に重曹をつけて表面をこする。ポイントは重曹をたっぷり使うこと。
細かなところは、爪を立てて重曹を押し込むように、または歯ブラシで。
after側が磨いたもの。
これ、ガンバってこすったりしてないです。一つの球を3回スリスリする程度。その後は重曹を水で流して、水分を拭き取ります。
きれいになりました。すっきり気持ちいい。上がビフォアー。
水の拭き取りは念入りに。水分が残ったままだと酸化の原因になります。細かいものはドライヤーがおすすめです。
次はリングです。
こちらは細かいデザインなので歯ブラシで。
リングを埋める位に重曹はたっぷり使います。
水で洗って、
こちらも綺麗になりました。
こちらも細かいのでドライヤーで乾かします。
他には、市販のシルバークリーナーを使う方法もあります。
Uncle Bill Silver Clean
アマゾンや東急ハンズで小さいサイズなら1,000円ほどです。(写真は大きいサイズ)液に5~10秒つけて水洗いなので、重曹で洗うより簡単ですが、細かな部分は若干黒ずみが残る事も。
真っくろくろのシルバーチェーン。これは多分5年ものとか。
これを擦るとなるとさすがにちょっと大変そうなので、先ほどのUncle Billにつけてみます。
10秒で取り出し
マンテルの下側、チェーンの内側に少し黒ずみが残っています。
残った汚れは歯ブラシで。
多少の酸化であれば、このように重曹をまぶしてじゃりじゃりこするだけでも充分きれいになります。
ただ、これをやりすぎると傷になるので注意が必要です。
本当は歯ブラシで丁寧にこするのが理想です。
今回は酸化がひどかったので、クリーナーに浸しましたが、クリーナーがなくても重曹と歯ブラシで念入りにこすればきれいになります。
すっきり!
お手入れするって気持ちよい。
お手入れをしたシルバーは、新品とはどこか違う。
柔らかいというか、自分の温度を感じるというか、親しくなった気がします。
また、シルバーがちょっと金属臭くなった時には食器用洗剤をつけて水あらいするのでもすっきりします。
シルバーは水洗いできるので特に汗をかく夏場はこまめに洗うと気持ちいいです。
布製のクリーナーもありますが、あれはサンドペーパー仕上げのシルバーには汚れを広げるだけで逆効果だし、細かいところが難しいのであまりおすすめできません。
あと、チューブのクリーナーもありますが、それも結構こすらなければならず、石油の匂いがするし、服に付いたら取れないのでおすすめできません。
お手入れやメンテナンスも承っております。
お気軽にご相談くださいませ。
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